[本]『アイデアのヒント』(ジャック・フォスター 著)
ジェイコブ・ブロノスキーの言葉
「芸術家であろうと科学者であろうと多種多様な自然のなかに新しい統一を見つけた時に創造が始まる。それまで似ていると思わなかったものの間に類似点を見つけることで、人は創造的になる。創造的な心とは、思わぬ類似性を見出そうとする心なのである」
アイデアとは「異なる2つの思想」の出合い
…ダーウィンは飢饉や伝染病と種の繁栄を組み合わせて考え、進化論を導き出した。
…ハッチンズはアラームと時計を結合させて目覚まし時計を思いついた。
リンカーン・ステファンズの言葉
「すでに成し遂げられてしまったものなど、何一つとしてない。世界中のすべてのものは、これから成し遂げられるのを、新しいものに打ち負かされるのを待ち続けている」
カギはセルフ・イメージ
セルフ・イメージがその人のあり方とパフォーマンスの出来を決める。努力や意志の問題ではない。
セルフ・イメージをよくするための2つのポイント
- 成功するためにはセルフ・イメージが最も大切だということを認識しよう。
- 人間は自分の気持ちを変えることで人生を変えることができる。
思考は現実化する
アイデアを手に入れられる「だろう」とイメージするのではない。「すでにアイデアが手に入った」状態をイメージするのだ。
意識的に既存の要素を集める方法
- 型にはまった生活から抜け出そう。
- 「見る」ことを学ぼう
…見たものを毎日書きとめよう。それを一生続けろ。
いつだって別のアイデアを思いつくことはできる
「すごい名案だったのにボツにしやがって」
するとラルフはこう答えるのだ。
「いいじゃないか!これでもっといい作品が作れるんだから」
言葉ではなく「画像」で考える
新規開拓営業の売上が落ちている⇒水漏れするバケツ。
鍵専門メーカー⇒ガードマン、ばんけん、家や車や宝石の泥棒保険、子供のボディガード、絶対に壊れない頑丈な岩。
:「画像」とは絵であり、関係性であり、メタファーであり、アイデアである。
問題と向き合ったときにすべき問い
「その問題は何に見えるだろう」
「何に似ているだろう?」
「どんなイメージが思い浮かぶだろう」
何か問題にぶつかってしまったらすべき問い
「付けなくてもいい条件を付けていないか?」
「不必要な制約を自分で作っていないか?」
制約を作ろう
解決法を探す上では枠組みをもつことが必要だ。創造には枠組みが必要だ。
もっとも効果的な制約
:時間
似たものを探す
「あなたのかかえている問題は、ほかの問題と似ているだろうか」
「似ていないところはどこだろうか」
冒険してみる
アイデアを得る
:それまで一度も組み合わされたことのないものを組み合わせる
ハル・リネイの言葉
「本当のところ、何かを創造するプロセスというのは、事実と経験とセンスに導かれて行う試行錯誤以外の何ものでもないと思う」
頭をリラックスさせることの効用は過大評価されすぎ
1つの問題から離れるときは、ほかの問題に取り掛かろう
※cf. "頭の"鮮度"を抜群に高める気分転換の技術"([本]『自分を鍛える!』(ジョン・トッド 著))
忙しい人ほど多くのことを成し遂げる
たくさんやるだけ、たくさんのことがやれる。
少ししかやらないと、少ししかできない。
船を燃やせ
「退却はない。勝つか負けるか、2つに1つだ」(ジュリアス・シーザー)
あなたはどんな言い訳を使うだろうか。使いそうな言い訳は「燃やして」しまおう。
バド・ボイドの標語
何よりも肝心なのは「根気」だ。
才能じゃない――才能があって成功しない人はウヨウヨいる。
金じゃない――金持ちに生まれて、貧しさの中で死ぬ人はたくさんいる。
天才じゃない――天才が報われないのは、ほとんど常識だ。
教育じゃない――世の中には学のある落伍者があふれている。
運じゃない――運命の気まぐれは何人もの王の命を奪ってきた。
根気と決意だけがすべての道を拓く。
アイデアのヒント
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