[映画]『鈴木先生』(河合勇人 監督)

「鈴木先生」というドラマは、リアルタイムでは見ていない。正直に言えば、テレビCMでこのドラマが映画化されたことを目にしたことが、このドラマを見ることのきっかけになった。運良くhuluでドラマシリーズを見ることが出来たので、全10話を流して見た。


 

総じて、面白い。

このドラマの構成としては、中学生を担任に受け持つ鈴木先生のクラスで起きるゴタゴタを鈴木先生が解決していくという話。大方2つのテーマが同時進行になって語られる。結局はそれぞれの問題とも、何らかの形での解決をするので、いわば水戸黄門的な安心感はあるのだが、話のプロセスや役者の演技もあいまってなかなか引き込まれる。

例えば、第一話では[1]学校にサバイバルナイフを持ってきた少年の話と、[2]中学生と小学生の性交渉の話というのが中心に語られる。[1]だけでも担任としては十分に頭が痛い問題であるのに、泣きっ面に蜂がごとく、[2]も振りかかる。そんな始末。

ドラマの見どころの1つはもちろん、鈴木先生の鮮やかな裁きや思考プロセスだったりするのだが、実はそれだけではない。中学生たちの大人びた思考もなかなかの見ものなのだ。自身が中学生の頃は「自分はもうガキじゃない」とか「自分だってしっかり考えてる」とかそういうことは誰しも思ったに違いない。が、いざ大人になってみると「たかが中学生の考えることなんて」といった具合に高をくくることが多いのではないか。このドラマはそんなことは決してなく、中学生は中学生なりに、もしかすると大人以上に世の中を冷静に見ているかもしれないということを思い出させてくれる。

そこで観てきたのが、この映画なのだ。
映画「鈴木先生」予告編

今回はネタバレしない程度に言ってしまうと、ドラマ10話を見た上で映画の予告編を見れば結末は容易に想像がつく。だが、この映画はそれだけではない。「2つのテーマ」は、生徒会の役員決めの選挙で起きた騒動と校内への不法侵入者。その問題に対し、鈴木先生がどう対峙し解決していくのかというのが見もの。

理由はなんでもいい。「人気があるから」でも「好きな役者が出ているから」でもなんでも。

ただ、見ておいて損はない言い切れる。気が向いたら、また書く。



コメント

人気の投稿