[本]『成功をめざす人に知っておいてほしいこと』(リック・ピティーノ著)
バスケットボールの名監督、リック・ピティーノ氏が語る能力を最大に発揮する方法。
人生に対処するには、あなたは前向きでなければなりません。
それが正しい方法だからというのではなく、それが唯一の方法だからです。
本筋は先日の『坂本桂一の成功力』に似ていました。要は「頑張れ、頑張り続けろ」という内容。ただ、こちらはより現実的というか具体性に配慮されていて、ビジネスからすれば些事とさえ思えることも惜しみなく書いています。人によって刺さるポイントが異なりそうだと感じました。個人的には、聞く技術の所が、書かれた言葉以上に実感できたので、非常に腑に落ちました。(これなかなか実践できてる方、多くないと思います。)
なお、内容に関していうと、『フィッシュ』に似ていたかなぁという印象。というか、恐らく、著者は絶対に読んでると確信しています。
※メモ※
本当に大切なのは「成功に値する」こと
- 長期にわたって努力を積み重ね、血と汗と涙を流しながら大小を進んで払う人だけが、成功を手にする価値がある
- ひたむきな努力なしに成功する方法というのは偽物
自尊心の高い人は偉大な業績をあげる
「自尊心」とは:謙虚な姿勢で自分を尊敬し信頼する姿勢。
どんなに批判されても信念を貫く
大切なのはリスクをとること。批判する人がいても、自分の信じることを思い切ってやってみなければならない。
変化を求める必要性
変化を起こして人生を変えるのに遅すぎるということはない。
士気を高める5つのルール
- 一人ひとりが「自分は重要な役割を果たしている」と感じるのを手伝う
- 組織が重要な使命を担っていることを強調する
- 一人ひとりの努力を高く評価する
- 組織の中で目立たない立場の人を大切に扱う
- 人々を前向きにすることの重要性を忘れない
夢を具体的な目標に落としこむ
- 目標を設定することは、成功を収めて夢を叶えるための絶対条件
- 夢を細分化して課題をリストアップする
- 長期的な成功は日々の小さな勝利が積み重なったものであることを肝に銘じる
成功への過程を支える「精神力」
楽しくないときでも全力を尽くす。
自分の気分をコントロールする
朝起きた時に自分の気分を選ぶことができる。
ネガティブな人を扱う最善の方法
「組織全体の雰囲気作りに大いに貢献する資質を持っているのに、ネガティブな姿勢のために周囲の人に悪影響を及ぼしている」
何よりも素晴らしく貴重な贈り物:「現在」
- 今この瞬間を大切にして生きていけば自分を幸せにできる
- 過去への後悔や未来への心配ではなく現在の課題に集中することは、大きな恩恵をもたらすポジティブな態度
仕事のプロになる方法
- 良い習慣の確立
- 正しい技術を学んで、一生懸命に練習を積めば必ず目標が達成できる
成功の秘訣
- すべてのことを書きとめるという習慣
- 毎朝、その日の目標をすべて紙に書く
- その日が終われば、達成したことをリストアップする。「自分はどのようにしてそれを成し遂げたのか?」と自問する
- 達成できなかったこともリストアップし、反省(何が効果的で何が効果的でなかったか)と改善点(どうすればいいか)を明確にし、翌日以降に反映させる
身体を鍛えておく
- 努力には万全な体調が不可欠。
- 運動を毎日の課題にすることから始める
直接誠意を伝える
- どんな些細な事でも誤解が生じると人間関係がこじれる恐れがある
- 第三者に意図を伝えてもらうと曲解されやすいので自分で伝える
- 問題を放置すると事態が悪化するので、すぐに本人に連絡する
コミュニケーションの極意
進んで自分の間違いを認めること。
「聞く技術」
- 話している相手の方を見ること。
- 相手の話にじっくり耳を傾けること。
- 相手と目を合わせること。
成功へと駆り立てる原動力
「ひたむきな努力」と「失敗への恐怖」
目標を達成させるもの
「粘り強さ」
成功者に共通する特徴
PHD→常に好奇心旺盛、楽観主義を貫く、並外れた集中力。
- P…poor 知識欲に飢えていて勉強熱心
- H…hungry 絶対に成功するというハングリー精神を持っている
- D…driven 野心的な目標を掲げ、猛烈な勢いでそれを追求する
逆境を克服する秘訣
基本に立ち返って正しい努力をすること。
人生の悲劇を乗り越える方法
精神的にタフになること…その人と一緒に過ごすことができた幸せに感謝する。
破産しないための心得
- 成功の瞬間を楽しみ、前進を続ける
- 規律に従う
- 新しい目標を設定する
成功をめざす人に知っておいてほしいこと
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