[本]『グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業』(夏野剛 著)

個人的に好きな人間、iモードの仕掛人の一人、夏野剛氏の著作です。最初に告白してしまうと、実は本書、2009年時点では残念な気持ちが残った本でした。しかし、先日古本屋で見つけ、「グーグルに依存し、アマゾンを真似る」という文言に無性に煽られ、購入しました。感想としては、正直、当時吐き捨てた人も買ってみなはれという内容。ある出来事が『サイクル』か『トレンド』かを見分ける感度を磨くためにオススメな方法として、2年前の日経新聞や日経ビジネス、週刊ダイヤモンドなどの経済誌・経済情報誌をしばらく読んでみることという話がありましたが、それに近いイメージです。

誤解を恐れずに言ってしまえば、問題はまだこの当時(2009年)からほとんど進んでいないように思います。それは、進ませない理由、進めない理由も多々あれど、です。なお、著者はデジタルコンテンツのこと(というか、自分の事業こと)について話をしたいようですが、ECに携わっている方には面白い本かと思います。

SNSは「出会い系」だ

SNSの成功の秘訣は、SNSが持つ「出会い系サイト」としての力が大きい。個人のユーザーが「知らない人」、しかも「自分の趣味に合っている人」に出会いたいというふうに、条件を絞って人を探すのに、インターネットは抜群に威力を発揮する。

「当たり前のことを、当たり前にやる」

自分の身の丈を知り、自分のできることは何かをきちんと把握する。その上で、できることをコツコツとやっていく。

まず登録をさせるサイトはダメ

カートシステムは必ず「カートの中身を確認する画面」が登場し、そこで決済する手順がマストとなっている。これは完全に企業の都合。システムに合わせた「供給者主義」

一見とリピーターは、対処を異にすべき

初回ユーザーが買い物をするインターフェイスとリピーターのインターフェイスは別であるべき。もっと言うと、ごく稀にしか訪れないユーザーとヘビーユーザーのインターフェイスも別にしたほうが購入率が上がる。

「クリティカルマス」

ある一定の生産量や販売量を超えると急激に収益性や認知度が高まる場合の生産・販売量のこと。

プライシングのうまさで注目するサービス

チケット流通センター:http://www.ticket.co.jp/
  • チケット専門サービスのため、チケットがみつかりやすい
  • 見やすくフォーマット化されているため、席番も一目でわかる
  • オークションでないので指定金額を支払えば確実に手に入る
  • 席マップが用意されているため、サイトでどの位置かを調べられる
  • 売る人は他の人が出している価格と自分の席番を見ながら値段を決めていける
  • 登録無料。取引成立時、仲介手数料
  • 金額が8,500円以上10%、8,000円以下の場合は一律800円の手数料(※8,300円のときは?)



グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業 (幻冬舎新書)
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